北海道フィッシング・ガイドのリアルタイム・レポート Part 25
北海道、初秋のフライフィッシング

児島 秀明 - Fishing Guide Service SomeRise -
9月中旬。台風崩れの低気圧も去り、北海道は例年よりも遅い初秋を迎えた。日中の気温27度前後・朝夕の気温18度前後と、例年よりも3〜4度気温が高い。水温は低気圧後だったため13度前後と少々低め。ただ日中は日差しが強いため、まだ夏のパターン(ホッパーやガガンボなど)も有効で、朝夕には秋の水生昆虫パターンが有効となるこの時期、関東からお越し頂いたH氏と北海道南部にて、海からの昇りと海への下りが交差する「アメマス釣行」を行った。

普段は中禅寺湖をメインとした「湖」での釣りが多く、渓流は年に1〜2度のドライを使った釣り登りしか経験しておらず、基本的に渓流釣りの経験が少ないH氏にとって、今回の釣行では初めての経験が山盛りであったそう。例えば、ウェット&ストリーマーでの釣り下り、ストーキング、草木がオーバーハングするポイントへのサイドスローキャスト、カディスをわざと水に沈めリトリーブするフラッタリング、縦のアワセ&横のアワセなど。北海道の渓流では、様々な釣法を駆使するポイントが連続するため、こういったことを要求されるのだが、慣れない釣法にアッという間に順応されるのは流石である。
今回は本流レインボーの釣行を予定いていたのだが、低気圧のお陰?で増水&濁りが発生してしまい断念。急遽、渓流でのアメマス釣行に切り替えたのだが、これが正解。渓流も増水&濁りが発生していたのだが、アメマスにとっては恵みの雨だったようだ。ここ!というポイントでは必ずといっていい程の反応がある。ドライへの反応は今イチであったのだが、ウェットやストリーマーの逆引きが絶大な効果をもたらしたのである。瀬の際・沈み石の周り・草木の陰・深い澱みなど、スローなポイントを細かくリトリーブすると無数のアメマスがチェイス&バイトを繰り返す。トータルすると20匹位のアメマスと対面することができた。中には60〜70cmクラスのモンスターも登場し、ヒット・キャッチには至らなかったものの、今回の釣行は急遽の変更がこの釣果に結びつき、H氏もにっこり笑顔の釣行となった。

これからの南部は「サケ」のシーズンインとなる。すでに遡上を開始したサケもおり、各河川などの規制には十分ご注意頂き、ルール&マナーをしっかり守り、皆さんにも楽しい釣行をして欲しいと思う。




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